伍流の思考

- ごりゅうのしこう -

自分は保守かリベラルか?

今の時代はメディアや番組を(以前より) 自分で選ぶ時代だと思う。

よく保守・リベラルという言われ方をするが、保守寄りとか政権寄りの考えを保つ人は虎ノ門ニュースとかニュース女子とか産経新聞とかに共感することが多め、逆にリベラル寄りとか反政権の立場の人達は大竹まことのゴールデンラジオとか朝日新聞とか好みそう・・。

ネット右翼という言葉があるが、ネット系のメディアはそっちよりの番組が圧倒的に多い気がする。それでいてネットで左翼的な立ち位置の人は叩かれやすい。


自分で選ぶメディア環境はTwitterやFacebookもそうだ。そこで政治的な発言をするタイプは、似た思想な人をフォローしフォローされる。知らぬ間に世間の多くが似た思想をしている・・それが正論であるかの錯覚を持ってします。

・・・それは右も左も同じ。


僕らはそこを理解しておき自分の軸をたまに確認しておくことは大事かなって思う。例えば好きな番組でも好きな評論家や尊敬する専門家の意見でも『意見が全て正しいことはありえない』・・・彼らを評価しつつも盲信してしまうのは危険だ。

堀江貴文さんとか大前研一さんとか(最近では落合陽一さん)とか・・・優秀な成功者のまわりには『成功したい人が集まる』・・・・彼らの意見は参考になる点も多く。凄いなぁ〜とは思うが、僕は彼らに『◯◯を教えて下さい』って問いかけ、その答えにスグに納得してしまう人達に危うさを感じることがある。

それなりに自分で考えてきた人なら、納得することもあれば異論を持つこともあるのが自然だと思う。違和感を持たないのはそれは知識や考えてきた経験が足りていないのだと僕は思う。



さて本題。僕は保守でもリベラルでもないと思う。

全体として。そしてそうやって人を『あの人は右翼だ。左翼だ』ラベリングしてしまう事の危うさもあると思っている。明らかにそっちの人もいるが、多くは保守的な部分もリベラル的な部分も併せ持つ。保守だと言われる安倍政権でも経済政策はリベラル寄りだったりする。

僕の場合は株式投資で生活しているので、その部分に関してはガチ資本主義の恩恵を受けている。が、贅沢を好まず自由を求めるタイプで、資産税などを導入して貧富の差が広がらないようすべきだと考えているのでここは左翼的な考え方だと思う (とはいえ相対的貧困ということより絶対的貧困を重視して底上げしようって感じだが)

自衛隊に関しても、憲法に明記すべきだと思うし集団的自衛権やテロ対策法なんかにも原則的には賛成なので、ここは右翼的に見られるかもしれない。ただアメリカの起こす戦争に参加しないようにしたいとも思っているので凄く右ってことはないと思う。


僕が保守的だと思う部分は『移民政策』・・・・ヨーロッパで移民が増え、イスラム教徒がマジョリティになってきていること。移民とそれによって失業したと考える人との軋轢なんかを見てると日本は移民政策を進めるべきでないと思っている。


皆さんには皆さんの考えがあるだろうと思う。僕は全般的には安倍総理を支持しているが、反対の政策もけっこうある。たぶん、是々非々で感じることが出来ることがバランスが取れている状態のように思う。

そして人を『ネトウヨだ』・『パヨクだ』と決めつけず(もちろんそういう人もいるだろう)・・・その人がそれぞれの政策でどう考えているのかにフォーカスして議論ができる人が増えればいいと思う。