伍流の思考

- ごりゅうのしこう -

企業はそもそも社会に貢献している

難しいことは分からないがボクなりに『企業の大切さ』を考えてみた。

 

最近の若い人は『ボランティア』とか『社会貢献』とかの意識が強いみたいですね。

マニラに住んでいても時々『ボランティアをしにフィリピンに来ました』とか『社会起業家になりたいと思っています』っていう若者に出会います。それはそれでいいことだと思います。たぶん『他人のことを思いやる人の割合が増える方が世界は幸せに近づく』と思うから。もっとも努力の方向性がしばしば問題になるワケですけどね。

 

 

さて本題に入ります。

 

今回は『企業はそもそも社会に貢献している』というオピニオンです。

 

最近は『CSR(企業の社会貢献)』なんてことが言われ『企業も利益追求ばかりじゃなく社会に貢献しなければ』って風潮があります。確かに資本主義はそういう方向に走りがちですが、ボクは企業があえて『慈善事業といった事をしなくてもいい』と思っています。また今企業が盛んにCSRを推進しているのは『半分はイメージ戦略』だとも思っています(その話はまたの機会に話すとして)


*企業の貢献1:雇用を生み出している。

雇用ってとても大切ですよね。社員に給料を払うことでその人のみならず家族が生活を営める。だから起業して『雇用を創出する』ってのも立派な『社会貢献』だってボクは思います。厳密にいえば企業の生み出すサービスによって『失われる雇用』というのもあるのだけど、基本的には『企業が元気で社員に給料をちゃんと払っている状態』の方が健全で社会にはプラスだと考えます。

逆に大きな企業が倒産すると(連鎖倒産も含め)『大勢の失業者がでます』・・・だから大企業を税金で救うことにも一理あるワケです。失業者が出ると『税収が減る』と同時に『生活保護やら失業保険などで行政負担が増えます』・・・もっとも大企業や金融機関だけを救済するようなことに不公平を感じて反対する気持ちも分かります。

 

 

*企業の貢献2:サービスを提供している。
企業は『利益追求』が第一の目的であったとしても競争し、よりよいサービス(商品)を世に送り出します。『行き過ぎた利益追求』があるのもわかりますがだからといって『営利企業が社会起業やボランティアに劣る』ということはありません。内容次第・・。むしろ営利目的で拡大していく分だけ『より社会貢献できることもある』・・・逆にボランティア団体にも経営スキルは必要で、助成などを受けつつ自己満足な活動をしている団体もあります。・・・最終的には中身次第だと思います。


*企業の貢献3:納税している。

利益を出して儲かれば法人税を払います。国にとって大きな税収の1つです。『赤字企業は税金を払っていないじゃないか!』という指摘もありますが、赤字企業でも少しは払っています。また経済活動を行っている限り消費税は払いますし『社員の給料』や『株主の配当』にも税金がかかってきます。なので企業が活動していることで国や国民への貢献はけっして少なくないです。ではボランティア団体はどうでしょうか・・。

 

ボクは『ボランティア団体』も『社会起業』もアリだと思っています。ドンドンして欲しいと思っています。でも『企業してカネを儲けるのはカッコ悪い!』って風潮には違和感があります。(社会起業はカッコいいというイメージの相対的なイメージダウンという意味で)・・・『結局はどんな企業を作るか』と『儲けたお金をどう使うか』なのだろうと思います。


・・・そうボクは考える。
けど間違っているかも??アナタはどう思う?