伍流の思考

- ごりゅうのしこう -

シンプルな年金制度にできるか?(年金問題3)

難しいことは分からないがボクなりに『年金』を考えてみた3。


おそらく年金を勉強した人の多くが『何これ!??複雑すぎ・・』って思ったことだろうと思う。『国民年金』に『厚生年金』『共済年金』それらに『遺族年金』やら『議員年金』などを入れたらワケがわからない。


『制度が複雑であること』の不利益は計り知れない。

『行政の事務コストが増える』また『専門家が生まれ、余計な費用がかかる』

 『制度の変更が難しくなり』そして何より『国民が思考停止に陥る』

 

では『シンプルな年金制度とは?』

と考えてみた。

 

 
1:積立方式にする。

まず『積立方式』・・・現役世代がその時期の老人を支える現行の賦課方式では『少ない現役が多くの老人を支える』という構図になり『無理が出る』ので基本に立ち返って『自分の分は自分でためる』もちろん保険的な意味合いがあるので、早く死んだ人は損してしまうが、長生きしても安心。という形。

では、その為には『変更に伴う費用』を捻出しないといけない。おそらく現在の賦課方式が採用された背景には『積み立てをしていない当時の老人に支給する為』というのがあったと思う。『現在の老人を支える資金』と『現在の若者の積み立て資金』が二重にかかってくるので簡単ではない。




2:年金を一元化する。

おそらく『定額の基礎部分』と『任意の上乗せ部分』の『二段構え』が自然だろうと思うが、『厚生年金・共済年金・議員年金』など廃止して『一元化』。また『遺族年金』については本来の保険趣旨からズレるので『別の制度で支援する』のがいいと思う。



更に踏み込んでいえば・・・。

3:基礎部分は税金として(何らかの方法で)徴収。

『年金の保険料』は基本的に『全国民が義務的に支払う必要がある』いわば『税金的な側面がある』それを別の役所が徴収することで面倒になっている。個人的には『NHKの受信料』や『中学校の給食代』なども『いっそ無料にしてしまえば?』その分は『消費税増税』などで賄えばいいと思う。これには異論もあるだろうが・・。

以前に社会保険労務士の知人が言っていた。
せっかく難しい制度を覚えたのだから『複雑なまま』であって欲しい。もし『年金保険』『雇用保険』などの制度がシンプルになると食いっぱぐれる。

・・・実はそういう『既得権』を持っている専門家や役人達がいるから『制度改革』はより難しい。政治家の皆さんには『彼らが猛反対しないように、上手に『別の食いぶち』を与えてあげて欲しい』

 

・・・そうボクは考える。
けど間違っているかも??今度はキミが考えてみて欲しい。