伍流の思考

- ごりゅうのしこう -

若者はどれだけ損なのか(年金問題2)

難しいことは分からないがボクなりに『年金』を考えてみた2。


おそらく若者は多くはこう考えている。

『年金は若者に損なだけ!』


・・・それは間違ってはいないとも思うが『仕方がない部分』もあると考える。

 


1:昔は経済成長していて高い運用ができていた。

よく『支払った額』と『貰える額』の話がでるが、数十年というスパンで運用する年金は『経済状況に大きく左右される』今の年寄りが年7%以上という高金利で運用できていたのに比べ、今は年1%ですら難しい・・。それはつまり『今の老人はおカネが増える時代に生まれてきてラッキーだった』という事だろうと思う。

 


2:昔と今とでは物価が違う。

例えば昭和40年と比べると平成25年の『物価は約4倍』。つまり『昔1万円を払う事』と『今4万円払う事』はほぼ同じになる。だから単純に『今の老人は支払った額の◯倍もらえる』といってもうやらましがってはいけないと思う。

3:今の日本を作ってくれた。

今の日本、いろいろと問題もあるが、他国に比べれば『かなり良い』と思う。(少し情緒的な話にはなるが) 今の老人が現役の頃に頑張ってくれたので『治安は良く、経済的に豊かな国になった』と思う。多額の国債などマイナスの側面を差し引いても余りあるプラスだと思う。

あとは『死んでいく老人』から『残された遺族』へ資産の移転が少しずつ行われていけば最終的に現在の若者にも帰ってくるのだからいいのかな・・・とも思う。

 

・・・そうボクは考える。
けど間違っているかも??今度はキミが考えてみて欲しい。

(現在の政治的な側面を考察)
財政的に『現在の年金制度を支えるのは難しい』ので、『増税』または『支給年令を上げる』または『支給額を下げる』または『掛け金の増額』など『国民負担』をもとめて行かなければならないが『国民の反対』は必至なので『抜本的な改革』をすることは難しく、少しずつ変えるしかない。