伍流の思考

- ごりゅうのしこう -

人物評002:島田紳助

 島田紳助さんはタレントとして有名なので『どんな人なのか?』をあえて説明する必要はないと思います。人気タレントで情にもろく喧嘩っ早いイメージを持っている人は多いと思います。ボクは人気番組(『行列のできる法律相談所』やら『クイズヘキサゴン』やら『開運なんでも鑑定団』)の司会ぶりより『松本紳助』という番組での素に近い(であろう)トークが好きでしたね。

 
 紳助さんは芸人や司会者として優秀であるのは間違いないのですが、特筆すべきは『分析力・セルフプロデュース力』だろうと思います。番組や著書をみるかぎり『本人はそれほど知識が多くない』と自己分析をした上で『周囲からまたは視聴者からどう見えるか』を意識していたようです。それらも含め凄い人です。

 


紳助さんの著書や『松本紳助』などの中から印象に残っている話をあげてみたいと思います。

 

*エピソード1:子供には贅沢させない。
例えば家族でお寿司屋さんに行った時に夫婦は特上を頼んだとしても、子供には並を食べさせる(記憶が定かではないので詳細は違うかも)とのことです。それは『自分で稼いで得る喜びを奪ってはいけない』ということのようです。

実は『子供を甘やかせてしまう芸能人や経営者』というのはけっこういて、本人の為と思っているのかいないのかは知りませんが、傲慢で自立できない大人になりがちかとボクは思っています。



*エピソード2:みんなで少しずつ出資する。
これも詳しい話は忘れてしまいました。仲間の中で1人、例えばラーメン屋を起業したい人がいたとして、彼はガッツもあるし資質もある。イイ奴だ。だから応援したい。と思っても『1人で全額を出資するのではなく仲間を集めて少しずつ出資する』のだそうです。もし1人で全額を出したとしたら『自分のお店のような意識が働き口も出したくなる』そして多くで応援してあげることで『失敗しても大きな痛手を受ける人はいない』そして『成功の喜びをみんなで分かち合える』といった内容だったと思います。

ボクは個人投資家として企業の株式を少し持っているだけなので『経営に対して意見はあっても、具体的にあれこれしろ!ということはありません』ですが、もしお店なりの大半を出資していたらなら『何か問題がおこった時』に経営者と対立してしないと断言はできません・・・。(もしボクが大金持ちならそうでもないのでしょうが・・・)

今は昔と違いクラウドファンディングなどがあり『他人から出資してもらいやすい』ようです。でも『誰にどんな形で出資してもらうのか??』は起業家は考えるべきだと思います。

※ちなみに下の2冊目。投資やら経済やらについて書かれた本です。サンデープロジェクトの司会をやっていた経験が活きているのかもしれません。でも個人的には『国家破産』という考えには少し違和感があります。また機会があればオピニオンで書きたい。

ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する―絶対に失敗しないビジネス経営哲学 (幻冬舎新書)

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株・不動産 知識ゼロからの金儲け―国家破産時代の暮らしの経済学

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自己プロデュース力 (ヨシモトブックス)

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松本紳助

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